
3勤3休の働き方とは?タイムスケジュールや5勤2休との違い、メリットを解説
工場や倉庫などの仕事を探していると、求人情報に「3勤3休」と記載されていることがあります。
5勤2休しか経験していない場合、どのような働き方になるのかイメージできない人も多いでしょう。
この記事では、3勤3休のタイムスケジュールや5勤2休との違い、メリットや注意点を解説します。3勤3休の働き方が知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
この記事のポイント
3勤3休とは
3勤3休とは、その名の通り3日勤務・3日休みの勤務形態です。
1日の勤務時間が長いかわりに、完全週休二日制と比べて休日の日数が多くなります。
平日に休みたい人や3連休が欲しい人にとっては、メリットの多い働き方といえるでしょう。
3勤3休について気になる人は、弊社が制作したショート動画もあわせてご覧ください。
3勤3休のタイムスケジュール
3勤3休のタイムスケジュールは、以下の通りです。工場ではシフト制が一般的で、日勤と夜勤を繰り返すことが多いです。
曜日 | 勤務時間(休憩含む) | シフト |
---|---|---|
月・火・水 | 8:00~20:00 | 日勤 |
木・金・土 | 休み | ─ |
日・月・火 | 20:00~8:00 | 夜勤 |
水・木・金 | 休み | ─ |
出勤回数が週に4日しかないため、1日当たりの勤務時間は長くなります。勤務時間は職場によって異なり、3交替制になっている場合もあります。
3勤3休と5勤2休の違い
3勤3休と5勤2休の違いは、以下の3つです。
・年間休日
・1日の労働時間
・残業の有無
年間休日
3勤3休は年間の半分が休みになるため、年間休日は約180日です。一方で5勤2休は、完全週休二日制と仮定しても120日前後しかありません。
3勤3休のほうが年間60日程度休みが多いことになります。
1日の労働時間
5勤2休の労働時間は、1日8時間です。一方で3勤3休は週4日しか働かないので、1日あたりの労働時間は10〜12時間と長めです。
残業の有無
工場では各シフトの担当が決まっているため、残業は少ない傾向があります。そのため3勤3休に限らず、工場勤務の残業は少なめです。
ただしエアコンなど季節によって需要が変わるモノを扱う工場では、繁忙期に残業が長くなることがあります。
一方で5勤2休は日勤制を採用する職場が多く、交代がないため残業が発生する可能性があります。
3勤3休のメリット
3勤3休には、以下3つのメリットがあります。
・休日を多くとれる
・平日にまとまった休みを取れる
・通勤ラッシュを避けられる
2泊以上の旅行がしたい人や平日休みたい人に合う働き方といえるでしょう。
休日を多く取れる
年間休日が180日前後あるため、一般的な週休二日制の仕事と比べて年間60日も休みが多く取れます。
2日働けばあと1日出勤すれば休みになるので、5連勤を苦痛に感じるなら3勤3休のほうが働きやすいかもしれません。
平日にまとまった休みを取れる
毎週休みになる曜日は変わりますが、3勤3休なら平日にまとまった休みが取れます。
平日に休みが取れる仕事なら、気軽に役所へ行って様々な手続きができます。
また、旅行やレジャー施設なども平日のほうがすいているので、快適な休日を過ごせるでしょう。
通勤ラッシュを避けられる
3勤3休に限らず、工場での勤務は朝早く就業時間も早い傾向にあるため、通勤ラッシュを避けられます。
タイムスケジュールでは8:00~20:00と記載しましたが、実際には6時始業、7時始業の職場もあります。
一般的な通勤ラッシュは7時前後から始まり8時から9時にかけて激しくなるため、3勤3休なら通勤も快適になるでしょう。
3勤3休の注意点
一方で3勤3休には、以下3つの注意点(デメリット)もあります。
・1日の労働時間が長い
・夜勤が続くと生活リズムが崩れる
・友人や家族と予定が合わない
3勤3休のメリット・デメリットについては以下のショート動画にもまとめています。動画で確認したい人はぜひご覧ください。
工場派遣の募集でよく見る3勤務3休制って何?|YouTube
1日の労働時間が長い
一般的な5勤2休と比べて休日が多い分、1日あたりの労働時間は長くなります。
1日12時間労働になる職場もあるため、一般的な仕事にたとえれば1日4時間残業をしていることになります。
労働時間の長さは3勤3休を選ぶ以上避けようがないので、1日の労働時間と休日日数、どちらを重視するかよく考えたほうがいいでしょう。
夜勤が続くと生活リズムが崩れる
3勤3休に限らず工場ではシフト制を採用する職場が多く、日勤と夜勤を繰り返して働きます。なかには3交替シフト制の工場もあります。
就寝時間が定期的に変わるため、生活リズムが崩れやすいでしょう。
特に夜勤が明けて日中に就寝する場合は、睡眠が浅くなりやすい傾向があります。アイマスクを着用するなどして、睡眠の質の維持に努めましょう。
友人や家族と予定が合わない
3勤3休で働く人はそこまで多くないため、友人・家族と予定が合わないことが多いです。
年に数回程度なら土日に休みが重なって予定が合うかもしれませんが、頻繁に5勤2休の友人と遊ぶことはできないでしょう。
3勤3休の働き方が向いている人
3勤3休の働き方が向いている人は、以下の通りです。
・とにかく休日の日数を増やしたい人
・長時間勤務が苦にならない人
・友人とは年に1~2回遊べればいいやと割り切れる人
長時間勤務や土日休みではなくなる点は避けようがないので、この2点を許容できることが大前提です。
どうしても許容できないのであれば、5勤2休の仕事を選んだほうがいいでしょう。
長時間勤務や友人と予定が合わなくなる点を受け入れられるなら、休日が多く通勤ラッシュも避けられるなど、メリットもあります。
生活リズムに関しては慣れもあるため、夜勤に不安がある人も3勤3休に一度チャレンジしてみてもいいでしょう。
3勤3休に関するよくある質問
3勤3休に関するよくある質問を3つにまとめました。3勤3休の仕事に不安がある人は、ぜひ参考にしてください。
・3勤3休の仕事は何がある?
・有給は取れる?
・雇用形態は何になる?
3勤3休の仕事は何がある?
工場や倉庫など、24時間稼働の職場が多いです。工場では製造や検品、倉庫ではリストに従い商品の仕分けやキズがないかのチェックなどを行います。
有給は取れる?
有給取得は法律によって義務化されているため、雇用形態や働き方を問わず有給は取れます。
原則として半年以上勤務すれば年10日の有給が付与され、少なくとも年5日以上は有給を取得する必要があります。
3勤3休だと有給がないといった不利益は一切ないので、安心してください。
雇用形態は何になる?
雇用形態は勤務先によって異なります。詳しくは求人情報を確認しましょう。

まとめ
ここまで記事を読んでくださりありがとうございます。
この記事を通じて、3勤3休の仕事内容について理解が深まりましたら何よりです。
平日に気兼ねなく休みを取りたい人は、ぜひ参考にして、新しいキャリアに挑戦してみてください。
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